【車庫証明】「自宅から2km」の壁は絶対?駐車場選びで失敗しないための全知識
車を購入する際、最も気をつけなければならないルールのひとつが「自宅から駐車場までの距離」です。
「少し離れているけど、あそこの駐車場が安いからそこにしよう」 そう思って契約したものの、いざ車庫証明を申請したら「距離オーバーで却下」…なんてことになったら目も当てられません。
今回は、知っているようで意外とシビアな「2キロの壁」について、実務上の注意点を踏まえて詳しく解説します。
1. 原則は「直線距離で2km以内」
自動車の保管場所に関する法律(保管場所法)では、駐車場の場所は「自動車の使用の本拠(実際に住んでいる場所)から、直線距離で2km以内」にあることが義務付けられています。
なぜこの距離制限があるのでしょうか? それは、あまりに遠い場所に駐車場があると、結局は利便性を優先して「自宅周辺への路上駐車」が増えてしまうからです。道路を駐車場代わりにさせないための、厳格な防衛ラインがこの「2km」なのです。
2. 「2キロ」を超えたらどうなる?
結論から言うと、1メートルでも超えていれば車庫証明はまず通りません。
警察署の窓口で「どうしてもここしか空いていなくて…」と相談しても、法律で決まっていることなので受理されません。車庫証明が出なければ、当然ナンバープレートも発行されず、納車はストップしてしまいます。
3. 「2kmの壁」に関する特殊なケース
基本的には例外が認められない厳しいルールですが、状況によって扱いが異なるケースがあります。
● キャンピングカーなどの大型車両
「大きすぎて近所の駐車場にはどうしても入らない」というキャンピングカーなどの場合、稀に2kmを超えた場所でも認められるという話を聞くかもしれません。 しかし、これは制度として明確に「特例」が決まっているわけではありません。 あくまで警察署との個別相談(実務上の判断)であり、認められるハードルは非常に高いのが現実です。検討されている方は、契約前に必ず管轄の警察署へ相談しましょう。
● 営業車(緑ナンバー)の場合
配送業などの「緑ナンバー」の車は、そもそも一般の自家用車とはルール体系が異なります。
- 使用の本拠: 個人の自宅ではなく「営業所の所在地」
- 車庫の場所: その営業所から一定の距離以内(地域により5km〜10kmなど) このように、事業用車両には別の基準があるため、自家用車と同じ「2kmルール」とは分けて考える必要があります。
4. 駐車場選びで失敗しないためのチェックポイント
後から「ダメだった!」と後悔しないために、以下の2点を徹底しましょう。
- 地図アプリで「直線距離」を測る 道のり(歩行距離)ではなく、地図上の2点を結ぶ「直線距離」です。Googleマップなどで簡単に測れるので、必ず事前にチェックしてください。
- 境界線ギリギリ(1.9kmなど)は避ける 自分での計測と警察側の計測で誤差が出る可能性があります。ギリギリの場合は、不動産屋さんに過去の車庫証明取得実績を確認するのが安全です。
まとめ:場所の確保は「2km以内」が絶対条件!
一般の自家用車を所有する場合、「自宅から2km以内」というルールは絶対に避けて通れない壁です。
駐車場を探す際は、まずは地図上で自宅から半径2kmの円を描き、その範囲内で探すのが鉄則。もし範囲外で検討したい特殊な事情があるなら、契約書に判を押す前に必ず警察署の窓口へ足を運び、相談するようにしましょう。
確実な駐車場確保こそが、スムーズな納車への近道です!

