【放置厳禁】引っ越し後の「車庫証明」出し直しを忘れるとどうなる?知っておくべきリスクと手続き

新居での生活が始まると、役所の手続きや片付けで手一杯になり、つい後回しになりがちなのが「車の住所変更(車庫証明の出し直し)」です。

「ナンバープレートはそのままでも走れるし、後でいいや」と思っている方も多いかもしれません。しかし、放置すると法律違反になるだけでなく、実務上の不利益を被るリスクがあります。

今回は、引っ越し後の手続きを忘れた際の影響と、正しく進めるためのポイントを解説します。


1. 手続きの期限は「15日以内」

自動車の保管場所に関する法律(保管場所法)では、引っ越しなどで車の保管場所が変わった場合、「15日以内」に変更の手続きを届け出ることが義務付けられています。

「たった2週間!?」と驚かれるかもしれませんが、これが法律上のルールです。


2. 放置することで生じる「3つのリスク」

「忘れてた!」では済まされない可能性がある、具体的なデメリットを見ていきましょう。

① 10万円以下の罰金の対象になる可能性

車庫証明(保管場所)の変更を怠ると、法律上は「10万円以下の罰金」の対象となります。 実務上、15日を1日過ぎたからといって即座に罰せられることは稀ですが、長期間放置し続けたり、悪質とみなされたりした場合には、行政処分や罰金の対象になる可能性があるため注意が必要です。

② リコール通知や自動車税の書類が届かない

車検証の住所が古いまま(車庫証明の出し直しをしていない状態)だと、以下のような重要な書類が旧住所に届いてしまいます。

  • リコール通知: 車の重大な欠陥を知らせる通知が届かず、修理の機会を逃す。
  • 自動車税の納付書: 支払いが遅れ、延滞金が発生する原因になる。

③ 保険の手続きや支払いがスムーズにいかない

任意保険の契約住所と実際の使用場所が異なっていると、万が一の事故の際に保険会社から「契約内容の相違」を指摘されることがあります。 即座に支払い拒否となるケースは稀ですが、詳細な調査が入ることで保険金の支払いが遅れるなどのトラブルに発展する可能性があるため、住所の一致は非常に重要です。


3. 知っておきたい「車庫飛ばし」との違い

よく「車庫証明の出し忘れ=車庫飛ばし」と言われることがありますが、厳密には少し意味が異なります。

  • 車庫証明の出し忘れ: 住所が変わったのに、変更手続きを怠っている状態。
  • 車庫飛ばし: 本来の保管場所ではない場所(実態のない場所)を、意図的に虚偽申請すること。

どちらも法律違反ですが、特に「車庫飛ばし」は悪質な犯罪としてより厳しい罰則(20万円以下の罰金など)が科せられます。「うっかり忘れ」であっても、外から見れば「実態と違う場所で登録している」ことに変わりはないため、早めの対処が必要です。


4. 手続きは「2ステップ」で完了!

車庫証明の手続きは、書類を1枚出して終わりではありません。

  1. 警察署で「車庫証明(保管場所証明)」を取り直す
  2. 運輸支局で「車検証の住所」を書き換える

この2つをセットで行う必要があります。警察署で証明書をもらって満足せず、必ず陸運局(運輸支局)での変更登記まで行いましょう。


5. 忙しくて警察署に行けないときは?

「平日に何度も警察署や陸運局へ行く時間がない」という方は、以下の方法を検討しましょう。

  • 行政書士に依頼する 数千円〜1万円程度の報酬で、申請から受取、車検証の書き換えまで一括して代行してくれます。

まとめ:新しい生活と共に、愛車の「住所」も正しく!

引っ越し後の車の手続きは、ついつい忘れがちですが、放置すると「罰金」「リコール見逃し」「保険トラブル」というリスクを抱えることになります。

15日を過ぎたからといってパニックになる必要はありませんが、気づいた時点で速やかに手続きを開始しましょう。愛車もあなたと一緒に「正しい住所」へ引っ越しさせてあげてくださいね!

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